KUBOHIROOM

自己探求をしていこう

「ひとつ」に依存しないほうがいいよ

友達いない、仕事ない、趣味という趣味ほとんどない、みたいな、ビックリな私だったんですが、最近はそんなことなくなってきました。

そして思ったこと。何事も、「ひとつ」に執着しないほうがいいということ。

例えば、「恋人からLINEが来ない…既読つかない…!」という人は、恋人ばかりに目が向いてしまっている。そちらに執着が強くなってしまっている。

けれども、こんな経験はないだろうか?

「あれ、バイト終わってふと見たら、LINEの返信来てた…♪」なんてこと。

そうなんだよね。ひとつのことばかり見ていると、時が経つのが遅く感じるもの。悩む時間もその分多くなるし、だから余計辛くなるんだよね。

 

 

ドン底がくれたチャンス

友達の代わりは夫か、母親、という私でした。むしろ、この2人がいてくれたら私の人生はオールオッケーかと思っていたのだけれど、案外そうでもないなと最近感じるわけです。

実は今年、在宅ワークの仕事を失いました。でも、長年ほぼ引きこもりの私には、プライドが邪魔したり勇気がなかったりで、転職活動するのは崖から飛び降りるようなもの。

けれども、いよいよカードの支払いにも絶望を感じるようになってきて、むしろ、何でも良いからさっさと働かないとまずい状況にまでなってしまいました。

今年一番のドン底。働くの怖い、外出たくない、夫以外の人間関係が不安。

でも、その後は野となれ山となれ。なるがままに、動くしかない。気がついたらアルバイトとして働いていました。

死ぬか生きるか、って言われたら、生きるしかないと思って。

たまたまバイト仲間の多い職種を選んでしまい、何十人という方々に会って、一緒に働き、話をしました。年代も様々。一番若くてまだ未成年もいます。上は60代まで。

人生の歯車が回り始めた。って思いました。

 

よくない依存の方法

根っからの内向型で、多分HSP気味の私。できれば自宅に引きこもっていて、夫や母親が(友達代わりとして)居て、なんだかそれでいいと思っていたのですが、そういうものに今は違和感を覚えます。

アルバイトを始めてから、母親の行動や、私の夫への関心度に、疑問がナチュラルにわいたから。

 

例えば母親は、過干渉気味。一緒に旅行したり遊びに行ったり、そういうことが過去に多くて、別にそれはおかしなことではないのですが、母親以外とそういうことがない。そして、母親も、私としかそういうことをしない。つまり、互いに友達がいない。

お互い踏み込みすぎた会話や行動が行き過ぎて、何度も衝突したこともあります。

虫の知らせかなんなのか、Kindleで「共依存の親」という本を読みました。今まで母親に感じていたモヤモヤの原因は、これだったんだ…。母親から離れてはいけない気がしていたから。でも、そうじゃなかったって。

 

そして、私は夫に過干渉気味でした。仕事のことも、趣味のことにも、口を出しすぎていたのです。

「ちょっと言い過ぎたかな。上から目線すぎたかな」って思って反省しても、また同じことを繰り返している。

まるで夫の操縦士のような感覚。もしくは、私は夫の母親なのか?そんなような感じ。

 

二人とのあいだに、共依存のような暗いモヤモヤがあったと思います。

常にこの二人に目が行き過ぎるせいで、私の人生は正常でなかった気がします。

 

アルバイトをして軸が増えた

バイト仲間といろいろ話すなかで、本当に色々な人がいる、と。そりゃ、SNSなどで人々を見ているつもりだったし、DMで会話することもあったけれど、実際に会って目を見て話すこととは、絶対に訳が違う。

「アルバイト上の私」というひとつの世界ができあがった。すると、母親と夫との関係性も、不思議と変わっていったのです。

母親は、私が突然アルバイトを始めたことですごく動揺していた。だって、引きこもりで、いつでも私を呼び出して相手をしてくれるような間柄だったんだから。

新しい世界ができた私に、驚きと寂しさと嬉しさといろいろな気持ちがきっと混じり合っていたと思う。

そこで私は、母親にこう伝えた。本で読んだ共依存のことも話をした。私達って共依存だったかもね、って。「0か100じゃないよ。私はひゅっといなくなったりしないよ。また、二人で旅行したり遊びに行ったって、それは間違いじゃないよ。でも、お母さんにも新しい趣味や友達ができたらいいね。私以外の世界を作らなきゃね」。

母は納得し、今度ヨガで顔見知りの人をごはんに誘う!と意気揚々に言っていた。

 

夫とはご飯の時間がズレることも増えたし、私がバイトしているあいだ、夫は大丈夫だろうか、そんなことを考える時間がなくなった。余計な心配だったんだよね。

その通り、夫は特に何も変わらなかったし、むしろ、私がバイトに出ることで家事を多く手伝ってくれたり、気遣ってくれることが増えた。

実は最近、夫が始めた新しい趣味も、その仲間も気に入らなかったんだけど、アルバイトに出るようになってからは、認めることができるようになった。尊重できるようになった。

お互い新しい世界観ができて、窮屈じゃなくなった。お互いが、知らない、お互いだけの軸。

なんでもかんでも、夫婦で共有しすぎないことによって、すごく心地よく過ごせている。

夫婦だからって、親子だからって、全部知らなくていいんだよ。

 

「ひとつ」に依存しすぎないほうがいい

恋愛でも仕事でもそうだけれど、ひとつばかり見ていると、苦しくなる。

今まで夫のことばかり見てきて潰れそうになったこともあった。夫が自分の思い通りにならなくて、なんでこんなにつらいんだろう、上手くいかないんだろうってそんなことばかり考えることもあった。

でも、ひょんなことからアルバイトを始め、夫以外のことに目が行くようになり、夫のことを考えすぎる時間が減った。

でも、逆に今度は、アルバイトのこと(人間関係など)について考えることが増え、それもそれで、苦しくなってしまって…

で、「違う。私の人生はアルバイトだけじゃない。帰ったら夫もいて、ゲームや読書だってあるんだ」と、そう思ったら、あ、そうか、そうだった!って。

私には一つだけじゃない。他にもあった。つまり、「そればっかり、ひとつのことばっかり」を考えすぎてしまうと、苦しくなる。

 

***

こういう経験から、私は次の目標ができた。

もっと趣味と言える趣味がほしい!もっと、自分の軸(柱・世界観)が欲しい!ということ。

夫と上手くいかなくても、アルバイト仲間がいる。母親がいなくなっても、趣味の友達がいる。仕事で嫌なことがあっても、ボランティアで発散できる。本業を失っても副業がある。

そういう、「たくさんの軸」を持っているほうが、きっと生きやすいんだろうなって。

自分のためは、相手のため。けれど、

相手のため、は押し付けがましい。それは、結局のところ、「自分のため」。

だから、「あなたのためを思って…」っていう人は、信用ならないんだよね。

 

自分の軸を持っていれば、相手がどうであれ、「自分」というものをなくさないでいられる。

まずは、「自分のため」に、やろう。自分の軸づくりをどんどんしていこう!

 

↓自分軸のお話を少しこちらでもしてます

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↓自分軸を増やすという目標ができたおかげで、「いつかやろう」と思ってたこともやれた!

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