バイト先の主婦さんの愚痴をニュートラルに受け流す
プールのバイトに入って1ヶ月以上が経ちました!
私も立ち位置は「主婦さん」なんだけれど、他の主婦さんに比べると年齢はまだ低いです。
で、こないだあった出来事。
主婦さん同士で、愚痴大会が始まった〜(^o^)
今までの私だったら、愚痴聞いて、「なんで私がこんな思いしなきゃいけないんだ」とか、「他の主婦さん敵に回さないように」、って考えて、とにかくくたびれてました。
ところが、そういう気持ちにならず、上手くスルーすることに気が付いたので、その方法?感覚?をシェアしたくて書いてます。
主婦さんが嫌う子。美人で若い子!
その日は掃除でバタバタしていた日でした。
人数的には足りていたはず…なんですが、女子大生のひとりが、勝手に、独断で、好きな役割分担へ行ってしまい、その行動が他の主婦さんにカチンと来たようで。
そこからとにかく、主婦さん同士でかたまり、愚痴大会が始まります。
ちなみにその女子大生はとっても美人。
しかし、ただ美人で若いだけで、そんなに嫌われるのかな…。
私自身は、その子のことを嫌っていません。(いつも良い香りがして、女の子らしい子!)
よくよく聞いていると、若いだけとか、美人だからとか、そういうことではないらしい。
仕事中、嫌な役割を避ける傾向がある。あと、仲の良い子で固まりたいから、先輩の許可も得ずに勝手にそちらへ行ってしまうとか。
つまり、自分勝手。よく言えば要領が良いのかな。仕事も上手くサボっているみたい。
それでいて、目上の人から気に入られているみたいだから、真面目に働いている主婦さんからしたら、許せないらしい。とのこと。
愚痴は聞く方もつらい
ご存知かもしれませんが、愚痴は聞いてると消耗します。
- 生産性のない、結論の出ないもの
- 負のオーラが取り巻いている
- 次は自分も言われるんではないか、という不安
特に主婦さん関連では、3番が怖いのかもしれません。
愚痴っている人は、フラストレーションを溜めています。あんまり愚痴だけで解消されることはないでしょう。
だから、結論のでないことを延々と話す…。終わらない。
話題に飽きてくると、「じゃああの子はどうなのよ」と、別の人を標的にし始めたりします。それが、もし自分自身になってしまったら、怖いですよね。
聞くけど、受け入れない
そもそも、一ヶ月前に入りたての新人(わたし)には、話を聞いていても誰が誰だか分からないし、聞いていてもほとんど感情移入ができませんでした。
正直、標的となっていた女子大学の子の名前もあやふやでしたw
とにかくその時の私は、ひたすら話を聞くだけでした。
話を聞くスタイルは保ち、「聞く」ことをする。もう一度言います。「ただ、聞く」んです。
過去のわたしは、聞くだけでなく、「理解しようとする」ということまでやってしまっていました。
だから、疲れてくたびれちゃっていたのかな…って今では思うのです。
聞いても、理解しようとはしない。とにかく「聞く」という行動をひたすら行います。
それで、意見を求められたら、自分が感じたことを素直にそのまま言うようにしました。
主婦さんの目が怖いから、意見を合わせたりするのではなく。例えば私の場合は、その標的の子が突然、役割の担当からいなくなってて、「えっ?」と感じました。
なので、それをそっくりそのまま言いました。そのとき起こった事実をそのまま述べるもの、良い肉付けになるのでポイントです。
「確かにその子、突然、役割のところからいなくなってて〜…驚きましたよ〜。どこかに行っちゃったのかな?なにかあったのかな?そういう役割が嫌だったかな?とにかく、びっくりして。10時ごろになったらその子がまた現れたんで、あ、戻ってきたわーって思いましたね。その後は、エントランスの掃除に入っていましたよね。3人でおしゃべりしながらやっていたから、楽しそうにやってるな〜と思って。」
…といったような感じです。
正直、自分の口からここまでベラベラ出てきたのもビックリなんですが…w
後々気づいたのは、
- 素直に感じたことを話す
- 事実を述べる
という点を押さえていたから、すんなり話ができたのだと思いました。
私が素直に感じたことは、その子が急にいなくなっていてビックリしたこと。
事実というのは、その子がいなくなったこと、その子が10時になったら戻ってきたこと。その後はエントランスの掃除に入って、3人で喋りながら仕事してた。
というのは、私の感情でもなんでもなくて、ただの事実です。
事実を話すのは、ウソをつかないから気がラクなんですよね。
変に取り繕うように、周りに合わせるためにウソをついていない。だから、自分も周りも傷つけない。
今後とも使っていこう、と思ったテクニックでした。
事実を述べているだけで、会話に加われますし、主婦さんはそれを聞いて、頭の中でそのとき起こったことを思い返すことができ、整理できるから、勝手にその後も話を続けてくれます。
つまり、まとめると。
- 主婦さんは、「感情」で話していることが多い(ムカつく、気に触る、あいつ気に入らない、とかです)
- 聞く方は、理解しようとせずに、ただひたすら「聞く」という行為をすると、心にダメージを負ったり疲れたりしにくい
- 意見を求められたら、①自分が素直に感じたことを話す ②そのとき起こった事実をそっくりそのまま話す(誰がどこで何をしていた)※自分の感情はあまり話さないのがポイント
主婦さんにヘコヘコして、自分にウソをついてまで、話を合わせたくなかったのです。
けれども、かといって、「私はそう思いません!その子はとってもいい子じゃないですか」なんて口を聞くと、また面倒くさいことになるじゃないですか。それは、今後、やりにくくなってしまう。
だから、自分が素直に感じたこと、「自分もその子が急にいなくなって少しだけムッとした」ということを、話せばいいのです。
私は現に、主婦さんのようにそこまでムキーー!と感じたわけではなかったので、「ちょっとビックリしましたよ」というように言い換えしました。
で、あとは事実を述べて肉付けをしていく。
その事実を聞いてそのときの様子をまた思い出した主婦さんが、勝手に話を続けてくれます。
愚痴を聞いたのに疲れきらなかった自分に、ブラボー!
いつもこういうことがあると、絶対に疲れてぐったりしてしまった自分。でもこのときは、疲れなかったんです。
メンタル疲労がそこまでなかった。家に帰っても、引きずらなかった。
じゃ、私はこの主婦さんたちをどう思ったのか?感じたのか?というと、
主婦さんも、イライラする場面がある。その人の価値観だし、そう感じたことはその人にとっての事実なのだから。というものしか感じなかったんです。
今までだったら、「愚痴ばっかり言って、生産性ないなぁ。どうせ、若くてきれいな子をひがんでるだけでしょう?ああいう人たちにだけはなりたくない!!!はぁ、疲れた!!!もう聞きたくないわぁ」といった感じでした。
これは、最初にも言ったとおり、「ただ、聞く」ということを通り越して、内容まで理解しようとしてしまっているからだと思います。
ただ、聞いていれば、「あなたは、そう感じたのね。以上」という感想以上のものが、出てきません。「あぁなりたくない」というジャッジも出ません。
主婦さんは、聞いてもらってスッキリすることもあるし。私はただ「聞く」だけで、主婦さんの「聞いてもらいたい」のニーズにピッタリ当てはまる。
意見を求められたら、思ったことと事実を述べるだけで、大丈夫。
自分自身にを取り繕ってまでウソをつかなくてもいいし、かといって右から左状態にもならないから、主婦さん団体から孤立することもなし。
この方法が100%正しいとか、今後も100%トラブル回避できる神テク!と、言いたいわけではありません。
けれども、今までが、疲弊しすぎていた…ただ、愚痴を聞くのに、親身になりすぎてしまっていたり、自分にウソをつき、ヘコヘコと取り繕い、相手の機嫌をとろうとしていた。これって本当に疲れてうんざりすることなんです。
そういうことをしなくてもいい、というだけで、救われる思いなんです。